「イギリスから来た男」のテレンス・スタンプと「ジュリア」のヴァネッサ・レッドグレーヴという英国を代表する名優2人の共演で、一組の老夫婦の愛と絆を描いた感動ドラマ。 気難しい頑固じいさんがある出来事をきっかけに自分の殻を破って新たな人生への一歩を踏み出そうと奮闘する姿と、そんな彼が長年連れ添った妻に贈る不器用にして心震わす愛の形を、ロックやポップスを歌う型破りなシニア合唱団の活動を軸にユーモラスかつ心温まるタッチで綴る。 共演は「007/慰めの報酬」のジェマ・アータートン。 監督は自分の家族の体験を基に本作を書き上げたという英国の新鋭、ポール・アンドリュー・ウィリアムズ。 ロンドンに暮らす無口で気難しい頑固老人、アーサー。 一緒に暮らす妻のマリオンを心から愛していたが、その気持ちを素直に表現することができず、いつも不機嫌そうにしていた。 一方のマリオンは病弱ながら、陽気で社交的。 地元のシニア合唱団“年金ズ”にも参加し、人生を謳歌していた。 その年金ズの練習に通うマリオンを律儀に送り迎えするアーサーだったが、年甲斐もなくロックやポップスを歌う奇妙な合唱団には面食らうばかりで、決してその楽しげな輪に加わろうとはしなかった。 そんなある日、マリオンのガンが再発してしまう。