千葉の宅老所。 体力が落ちた93歳の老人の様子に介護スタッフたちは緊張しながらも、いつも通り寄り添って介護をしていた。 一方、心筋梗塞(こうそく)の後遺症を持つ58歳の男性が暮らす埼玉の福祉施設では、彼の妻が夫に会うのを楽しみに施設へ通う。 ある夏の日、千葉の施設の職員が東日本大震災で被災した宮城県石巻市へ。 彼らは、老人の寄り合い所を開設するために奔走していた。