『高慢と偏見』などで知られる19世紀の英国女流作家ジェイン・オースティンの若き日の知られざるロマンスをアン・ハサウェイ主演で映画化した伝記ラブストーリー。 伝記作家ジョン・スペンスが様々な資料を基にジェインの人物像に大胆に迫った評伝『ビカミング・ジェイン・オースティン』をヒントに、生涯独身を貫いたジェインのたった一度だけの切なくも情熱的な恋の行方を綴る。 共演は「つぐない」のジェームズ・マカヴォイ。 監督は「キンキーブーツ」のジュリアン・ジャロルド。 1795年、イギリス。貧しい家に生まれた女性ジェイン・オースティンは20歳の結婚適齢期。 両親は娘を裕福な家に嫁がせようと懸命だった。 ところが、独立心旺盛で当時の女性としては格段に進歩的な考えを持っていたジェインにとっては、財産や家柄ではなく愛こそが結婚の絶対条件だった。 両親がせっかく段取りした地元の名士レディ・グレシャムの甥ウィスリー氏との結婚話にも首を縦に振ろうとしないジェイン。 そんな時、彼女は若いアイルランド人のトム・ルフロイと出会う。ロンドンで法律を学ぶ彼は、貧しいけれども知的で洗練された青年だった。 最初は衝突を繰り返す2人だったが、少しずつお互いを理解し、そして惹かれ合っていくのだったが…。