サーカスのゾウ、ジャンボのもとにコウノトリが赤ちゃんを運んできました。 名前はダンボ。 大きな耳を持ったかわいい子です。 でもダンボの耳はみんなの物笑いの種。 サーカスの芸人も子供たちも、同じ仲間のゾウでさえ、のけ者にしてイジメます。 イジメに怒ったお母さんのジャンボは大暴れ。とうとうオリに入れられ、ダンボは一人残されてしまいます。 ダンボはサーカスの出し物でも失敗ばかり。そんな時に慰めてくれたのは、ネズミのティモシーです。 ある晩、たまたまシャンパンの混ざった水を飲んで酔っ払ったダンボとティモシー。 翌朝、ふたりが目を覚ましたのは、なんと高い木の上でした。もしかしてダンボは飛べるのかも…? ティモシーはカラスたちの協力を得てダンボを猛特訓。 練習に練習を重ね両耳をグライダーのように広げ、とうとう空を舞うダンボ。 みんなに笑われた大きな耳は立派な翼になったのです。 こうしてダンボは、空飛ぶゾウとしてサーカスのスターになったのでした。